南の国の、ある小さな島のお話。
島の中央には道が1本あって、
毎日、何人もの人がその道を通る。
道の両脇には椰子の木が茂っていて、
ある朝、道を歩いていた男の頭をココナッツの実が直撃。
消えゆく意識の中、男はこう自分に問うた。
why me? ーなぜ私がこんな目に?
そして男は息絶えた。
毎日たくさんの人が同じ道を通り、毎日たくさんのココナッツが落下するのに、なぜこの男にだけココナッツは直撃したのか。そのことについて考えるのが、君たちが今から学ぼうとしている文化人類学です。と、大学の授業で聞いた気がします。(たぶん勝手な解釈+記憶違いあり)
スケートやそり遊びにいそしむ人びと、自転車で走っていく人、買い物袋を下げて歩く人、ベビーカーを押して歩いている人、スケートで駆け抜けていく人、急ぎ足で歩いて行く人。我が家のバルコニーからは、さまざまな人の往来をながめることができます。この運河は現在は夏に観光客を乗せた船が通るのみですが、凍結してその上を移動できるようになった今、本来の輸送ルートとしての運河の役割を果たしています。
運河を通って食糧品の買い出しに出かける人や、 |
自転車を輸送する人も |
週末、朝起きて運河をながめると、人、人、人。普段と比べるとアメ横なみの混み具合です。
妊婦じゃなかったら、 この子たちと一緒に背中すべりに いそしんだことだろう |
昨年の夏の夕暮れ時に 上の写真に写っている橋の上から撮った写真 |
今日は友人を近所の駅に送った後に、運河沿いをぶらぶら。道中、「ある理由」で帰路を急ぎたくなりました。しかし、運河を渡らなければ家には帰れず、橋がないと運河は渡れず、自分がいた地点はどの橋へも同様に遠く・・・。ひょいとあるアイディアが浮かびました。今だけ使える近道です。いやあ、便利、便利。でも、やっぱり早く暖かくなってほしい・・・。
運河の氷がいつ融けはじめるのかわかりませんが、融けるときの音を聞くのが楽しみです。そしてその音は自分の足元ではなく、バルコニーの上から、それもココアを片手に聞きたいものです。足場を失いながら、"Why me?"とならないためにも。
凍った運河の上でも ビールを飲んでいる人がちらほら。 mr.モッツァレラもそのひとりでした。 ああ、自分はドイツにいるんだな・・・と思った瞬間! |
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